Q&A 一路ver.

○初めて会った人と話すのが苦手
○手話表現が出来なくて遠慮してしまう
○普通学校とろう学校のメリット・デメリット
○「おじいちゃんが本を読みながら将棋を打つ」
○ろう者は、ろう者が営業する店舗のほうがよいのでは?
○福祉の現場で聴覚障害者にできないこと?
○命に関る仕事以外に、聴覚障害者に制限はあるのか?


(改行:60文字)

○初めて会った人と話すのが苦手で...人と人の心の壁を取っ払う方法は?
・心の壁れぞれですよね〜苦手意識ってありますもん。ひとまず、手話活動関係においてで言えば「手話の輪を信じよう」かな?(笑)
よく、『過去と他人は変えられないけど、未来と自分は変えられる』なんて言いますが、はじめの一歩じゃないですかね☆
慣れたら仲良く話もできるようになるもんです。正直僕も人見知りみたいなのはあります。相手の出してるオーラとか感じて、
ちょっと引いちゃったりね。基本的に社交辞令的なことが苦手なので、人とは自分の関りたいように関ります(爆)んでも難しいって
場合は無理して目を見ないでいいんじゃないですかね☆講演でも言いましたが、手話のときの目線って必ずしも話し相手に
向けなくてもいいんですよ。
何かの役になりきって演技をしながら伝える方が伝わりやすかったりするんで、人目が気にならない役を演じながら話していく...
なんてのは参考になるかしら?〔相手が話すときはせめて相手の方を向いておくのがマナーかな。〕

○手話表現ができなくて遠慮してしまう。
・積極的に話しかけるきっかけ
これに関しては僕がやってみた方法を紹介しますので参考にしてみてください。
@先輩と一緒に話しかけにいく。
一番お手軽な方法かもしれませんね。伝えたいことの表現を補足してくれたり、またわからない手話表現を出されても先輩が解説して
くれたりするので、気持ち的に安心かな。
A本で勉強していく。
これは本に載っている単語を鵜呑みにせず、生きた手話〔実際に使われている〕を知るためにも有効です☆何かの手話の本を読んで、
そこに載っていた表現を覚えて「本に載ってたんだけどこの手話使う?通じる?」ときこえない人に質問していくんです。
大概の人が快く教えてくれるはずです。そこでもし自分のわからない手話で返答が返ってきたら…わからないところを繰り返しやって
もらうんです。筆談してもいいんじゃないかな?そこらへんの手間はかけてくださいな。繰り返しきくことは失礼じゃありません。
逆にそのまま知ったかぶりして流すほうが失礼になるので注意!
そんな感じで語彙を増やしてみてください。「○○県ではこう表現するんだって〜」なんて豆知識も仕入れてきたりして☆
ある程度語彙が増えたら話しに行く自信がついて、話しかけたくなってきますよ。

○普通学校とろう学校のメリット・デメリット
もし自分の子どもが耳がきこえない子だったら...。一般学校か?ろう学校か?
まず、本人に決めさせますね。かなり困難だと思いますけど、できるだけ選んで欲しいと思うわけです。
僕が思う双方のメリデメは...
<一般学校>
自分の生まれた(住んでいる)地域で生活しながら学び・成長することができる。
ご近所付き合いから、友達も多くできる可能性がある。社会との接点が多いため視野・世界観が広がる要素が多い。
その反面、地域の理解が得られないと差別の対象にされて、偏見・いじめに会うかもしれない。周囲の環境に適応できない場合、
孤独感を負いやすい。
<ろう学校>
その子に合った専門的な対応を受けることとができる。程度の差はあれど同じ「きこえない」という悩みを親子ともども、
その輪の中で分かち合うことができる。卒業生とのつながりや仲間意識、団結力が強いことが多い。しかし、専門的な教育課程
のため、概ね一般学校の4年送りの授業進行であったりする。
個別対応が諸刃の剣となって競争相手がいないということから相互成長効果、同年齢層の学力水準が図りにくい環境に陥りやすい。
廣田君も言ってるかもしんないけど、どっちも経験しながら選ぶことができたらいいな〜って思います。

○「おじいちゃんが本を読みながら将棋を打つ」
・講演のときの宿題の回答例?
表現を文字で伝えるのは難しいですね...。
ねぇ、ねぇ、(手招きする仕草)
祖父、祖父に指差し、(体の向きを変えてから)
本を開いて片手で本の形を残したまま、他方の手で将棋の駒を進める仕草(体の向きを戻す)指差し(最初に祖父の表現を出した空間)
ていう感じですかね?僕の場合、やるごとにアレンジが加わってたびたびに表現が微妙に変わると思います(笑)ちなみにこのときに
僕の表現の中には3人の人物が登場します。
@祖父
A祖父のことを話している娘
B目線で娘の話相手

○ろう者は、ろう者が営業する店舗のほうがよいのでは?
これはお店に行くときってことのなのかな?
たぶん、その方が気安く行けたりすると思います。答えになってる?

○福祉の現場で聴覚障害者にできないこと?
まず電話の応対でしょうね。あとは難しいけど、工夫と周りとの協力でできることは多いと思いますよ。

○命に関る仕事以外に、聴覚障害者に制限はあるのか?
欠格条項というのがあります。
検索するとわかるかも?

*質問への回答はひとまずこの辺で!また欠格条項など、調べてわかったことがあったら(仕事の制限なんかも)、
折り返しメールで送ります。

最後にひとこと☆
これから手話に関ろうとするみなさん!手話の単語とか技術だけを求めて『手話「を」学ぶ』んじゃなくて、きこえない人の状況とか
手話を通して見えてくるもの、出会いがたくさんあると思います。『手話「で」学んで』いってください☆

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